自分の作ったコンテンツで泣けるか?

現在、「荒木飛呂彦の漫画術」という本を読んでいます。将来漫画家になろうとしている人達に向けて、王道的な漫画の書き方の極意を書いている本です。もちろん、漫画家になる気がない普通の人にとっても「漫画ってこうやってストーリーを考えたり、絵の配置を考えたりしているのかぁ。」と、一つ一つが興味深く読み応えのある内容になっています。

 

そんなこの本の中で、驚いた一節がありました。
荒木さんは、キャラクター全員分の身分調査書を作ったりするほど、自身のつくるキャラクターに掛ける愛が強いことで有名ですが、ストーリーの中でキャラクターが死んでしまうシーンがあると、コマを描きながらもうボロボロ泣いてしまうそうです。すごいですよね。あくまで自分の頭の中から出てきたストーリーであるにも関わらず、同時に客観的視点としてもどっぷり感情移入できてしまっている。これはなかなか、才のある方でないと体験できないエピソードかなと思いました。

 

似たような話で、X JAPANのYOSHIKIも、良いバラード曲ができたりすると、フレーズを作りながらもうボロボロ泣いちゃうそうです。この話を聞いたときも驚いたことを覚えています。

 

さて、では僕が例えば自分の作るWebコンテンツやアプリなどで泣けるほど感情移入できたことがあるか、というと、ないですね。まだそれはないですが、2〜3年前に作ったコンテンツを見返すと、心がぎゅっと掴まれるほど懐かしい感情になるときがあります。

 

これって、僕にとっては結構大きな発見で、そもそも懐かしさを感じる対象って「音楽」か「におい」かだと思ってたんですよ。数年前によく聞いていた音楽や、住んでいた部屋のにおいをかぐと、当時を感じる懐かしさが一瞬でフラッシュバックするという経験は誰しも持っているかと思います。

 

ところがあるとき、3年前につくったWebコンテンツを見返すと、当時の「におい」のようなものがブワッと蒸し返してきたのです。あくまで使っている五感は「視覚」だけであるにも関わらず。

 

これだけ毎日のめりこんでやっていたらそうなるわって感じではありますが、「視覚」からこれほどまでに懐かしさを感じることってあるんだな、というのが、それを初めて体験したときの発見でした。

 

話は脱線してしまいましたが、いつかは作った自分自身でも泣いてしまうほど、人の心を動かすようなコンテンツを作ってみたいものですね。

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