「何故そうしたいのか」までを意識したコミュニケーションをとる

以前の記事、「語調を和らげるクッション言葉は必要か」に続き、仕事上のコミュニケーションにまつわる話を。

 

前回の記事でも触れられているように、制作業というのは約半分がコミュニケーションの仕事です。「こうしろ」「ああしろ」が、現場では多発します。今回は、そういった「こうしろ」「ああしろ」のコミュニケーションを表層だけでやってしまっていたら、制作業は一気につまらなくなるよ、という話です。

ここでいう「こうしろ」「ああしろ」といった指示を出すのは、現場でいうとディレクターと呼ばれる立場の人だったり、もしくはクライアントの偉い人だったりします。制作者はこれを受けて、はいわかりましたと対応するのは簡単です。でも、我々は職場で目の前にいる人達を攻略するためのゲームをやっているわけではありません。ディレクターやユーザの言うことはだいたい正しいことは重々わかっていますが、指示の意図すら確認せずに作業に取り掛かるのとは訳が違います。指示の意図まで把握し、内容をきちんと咀嚼した上で手を動かさなければ、ただの作業者になってしまうし、良いアウトプットも生まれません。また、場合によってはその意図を満たすための簡単な別案を制作者側で見出せる可能性もあるわけです。

以前、弊社で受けたお仕事の中で、

「既存のサイトを構造ごと変えたいと思っています。」

というようなご相談を受けました。ところが内容を見てみると、既存サイトの構造上、まともにやるとかなりの工数がかかりそうだなと感じました。
ですが、その目的を聞いてみると、SEO対策のためだと話されていました。

であれば、ということで、「検索エンジンのクローラに対してのみ、構造が最適化された別実装のページを見せるというのはどうでしょう?」というご提案をしました。この提案を受け入れてくださり、結果として、既存のサイトの複雑な構造にとらわれることなく、クローラ用に見せるページを表示するプログラムだけをサクッと作ることで、工数と費用を半分以下に抑えることができました。

このように、誰かの指示には必ずその意図が存在します。その意図を必ず汲み取るようにすることで、ときには別の案で簡単に解決に導けることもあるのです。言われたことをやるだけの作業者にならないためにも、常に本質部分まで踏み込んだコミュニケーションを図っていきたいと思っています。

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